もくじ

  1. 1 頭皮のフケの薬には”抑える薬”と”治す薬”がある!
  2. 2 <フケの性質別>市販で買えるフケを”抑える薬”
  3. 3 もしかしたらそのフケ、頭皮の疾患が原因かも!?病気別の市販薬と治療薬
  4. 4 <自己判断は危険>医薬品を購入・使用する時の3つのポイント
  5. 5 気になるフケは薬で対処!健康な頭皮をめざしましょう
  6. 全ての目次を見る
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パラパラと気づかないうちに落ちてきて、気になるフケ。衣類は汚れるし、まわりの人の目も気になるし、早くなんとかしたいわよね。そんな時に頼れるのが医薬品!でも自分のフケにはどの薬が適しているの?なんて、わからないこともたくさんあるわよね。

フケに対して効果が期待できる医薬品には、市販薬処方薬があります。

市販薬はドラッグストアなどの店舗で簡単に購入できる医薬品のこと。一方処方薬は、医師が作る処方箋がないと購入できない薬を指します。

さらにフケに効果が期待できる医薬品は、フケを治す目的のものと、フケやかゆみを抑える目的のものに分けられます。

今回はそんなフケの対策に使用できる薬を、市販と処方、目的ごとに分けてご紹介。さらに、フケを伴う皮膚疾患に対する薬も詳しくご紹介します。

フケ対策に使われる薬には、大きく2種類あります。ひとつはフケを抑える薬で、もうひとつはフケを治す薬です。

この2つの大きな違いは、その目的。それぞれの薬には、以下のような目的があります。

  • フケを抑える薬
    フケがこれ以上増えないようにすること、フケが出にくい頭皮環境にすることが目的
  • フケを治す薬
    フケが発生する根本的な原因を治すこと、フケの発生の完治が目的

フケを抑える薬は市販薬でもみられますが、フケを治す薬はフケの原因によっては市販されていないこともあります。その場合は医療機関を受診して、医師に薬を処方してもらわなくてはなりません。

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めぐみ

それぞれの薬の目的を知らないと、せっかくフケを治せる!と思って薬を使用したのに、治りらなかったなんてことになりかねないわね。薬を購入するときは、効果効能の部分を確認してみて。「フケを防ぐ」「フケを抑える」なんて書いてあるものは、あくまでもフケの予防や悪化を防ぐことが目的だと思って使用しましょうね。

フケは性質によって、大きく脂性フケ乾性フケの2種類に分けられます。どちらの性質のフケなのかによって、使用する薬が変わるので、しっかり特徴をチェックしましょう。

脂性フケは、軽度の脂漏性皮膚炎が原因と考えられるもの。皮脂の過度な分泌によってできる、べたっとしたフケのことです。

乾性フケは、軽度の乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性皮膚炎)が原因で起こると考えられるもの。頭皮が乾燥することによって起こる、パサパサした細かいフケのことです。

フケが少し目立つ程度であれば、市販の薬で対策することも可能ですが、かさぶたのようなものが頭皮を覆っていたり強いかゆみを感じたりする場合は、頭皮に重度な炎症が起こっているかもしれません。その場合、処方薬による治療が必要になります。

脂性フケの特徴:ベタついた塊のようなフケ、頭皮のベタつき、におい
脂性フケの市販薬をCheck

乾性フケの特徴:パサパサした細かいフケ、頭皮の乾燥、かゆみ
乾性フケの市販薬をCheck

脂性フケか乾性フケかわからない人の薬の選び方
【番外編】をCheck

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めぐみ

過剰な皮脂が原因で起こる脂性フケ。効果が期待できる薬を3つ紹介するわね。

パルモアー

パルモアーは、新鮮な動物の胎盤から抽出したプラセンタリキッドと、脂溶性ビタミンB6であるジパルミチン酸ピリドキシンを含んだ外皮用薬。

効能効果に「脂漏性皮膚炎」が記載されている市販の医薬品です。

皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を高める軟膏で、湿疹や皮膚炎に効果を示す他、皮膚の栄養や保護など幅広く使用できるのが特徴。

頭皮以外の皮膚や唇にも使える薬なので、一つ持っておくと肌荒れを起こした時などにも便利です。

ムヒHD

かゆみ止めとして有名なムヒ。そのラインナップのひとつであるムヒHDは、頭皮のかゆみや湿疹などを抑える効果が認められている外用薬です。

かゆみを抑える効果が期待できるのは有効成分の一つである、ジフェンヒドラミン塩酸塩かゆみの原因となるヒスタミンという物質の働きを抑える効果があります。

アラントインやパンテノールは、荒れた皮膚を整えたり、肌の細胞を正常にしたりする作用を持ち、頭皮環境を整える効果が期待できます。

フケに対する直接的な効果の記載はありませんが、皮膚炎を抑えてくれるので、炎症の悪化を防いでフケの悪化を抑える効果が期待できる他、気になるかゆみも抑えてくれます。

メディクイックHゴールド

メディクイックHゴールドは、かゆみを伴う炎症を抑える成分を配合した外用薬。

アンテドラッグ型ステロイド(注1)であるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、抗炎症成分であるグリチルレチン酸を配合していることが特徴で、炎症・かゆみを抑える効果が期待できます。

それらに加えて、頭皮環境を整える成分であるアラントインなども配合されています。

こちらもフケに直接的な効果が認められているものではありませんが、炎症を抑える効果は認められているので、皮膚炎の悪化を防ぎフケを抑える効果が期待できます。

注1:アンテドラッグ型ステロイド…症状のある部分で必要な効果を発揮し、体内に吸収されると分解される性質のあるステロイドのこと

最初にご紹介した「パルモアー」は、脂漏性皮膚炎に対する効果が認められているものだから、脂漏性皮膚炎によるフケを治すことも期待できるわ。他の2種類はフケを直接治すものではなく、炎症の原因となる皮膚炎を抑えるための薬。炎症を抑えることで、フケを抑える効果も期待できるのね。つまり、目的としては「炎症を抑える」ことであり、フケを治すことではないということを知っておいてちょうだい。

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めぐみ

頭皮の乾燥が原因で起こる乾性フケ。効果が期待できる薬を3つ紹介するわね。

HPローション

HPローションは、乾燥性皮ふ炎治療薬として販売されている外用薬です。

皮膚の保湿と血行促進、炎症を抑える、という3つの効果を持つヘパリン類似物質を含んでいるのが特徴。乾燥が原因で起こる炎症や肌荒れを抑え、頭皮を健康な状態にすることが期待できます。

肌の水分保持力をあげることで、頭皮のバリア機能を改善。外部からの刺激を防ぎ、乾燥の悪化を防ぐことができます。

頭皮だけでなく、手足や体幹など全身に使うことができるので、頭皮を含む肌の乾燥が気になる季節には1本、持っておきたいローションと言えそうですね。

エンクロン レメディーナ

エンクロン レメディーナは、ステロイド成分無配合の頭皮かゆみ治療薬

乾燥やストレス、カラーやパーマなどが原因のかゆみや皮膚のかぶれに効果が期待できる薬です。

かゆみを抑える成分であるジフェンヒドラミンとリドカインや、炎症を抑える成分であるグリチルリチン酸二カリウム、症状のある部分の皮膚を修復する成分であるトコフェロール酢酸エステルなどを配合しています。

頭皮のかゆみの原因として多くの場合に考えられる乾燥に着目し、保湿性基剤(グリセリンなど)を含んでいるので、乾性が気になる頭皮を潤し、フケを防ぐ効果も期待できます。

さいきa ローション

さいきa ローションは、HPローションと同様ヘパリン類似物質を含んでいる医薬品。

「水分保持力を回復する乾燥荒れ肌治療薬」として販売されており、カサカサが気になる頭皮にも使用できます。

抗炎症作用のあるグリチルリチン酸二カリウムや、皮膚を補修する作用のあるアラントインを配合。頭皮をしっかりと保湿し、炎症を抑えて健やかな状態にする効果が期待できます。

頭皮に使やすいローションタイプで、無香料・無着色・弱酸性など肌への刺激を抑えているので、乾燥で敏感になった頭皮にも優しく使うことができます。

ここで紹介した3つの医薬品は、フケを直接治すものではないわ。フケの原因となる炎症を抑えたり、頭皮を潤して乾燥を防ぐことで、フケを抑える効果が期待できるということは、しっかり覚えておいてちょうだいね。

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めぐみ

頭皮の状態はよくわからないけど、とにかくフケが気になる!そんな人はまず、皮膚科でフケの原因を調べてもらってちょうだい。万が一、症状にあっていない薬を使ってしまったら、フケだけじゃなくてかゆみや赤み、湿疹が悪化してしまうこともあるわ。

それでも、一刻も早くなんとかしたい場合は、薬剤師や医師に相談の上で、炎症を鎮める薬を使用しましょう。

頭皮の炎症に対して使用できる薬は、脂性フケや乾性フケ向けの薬として紹介した中の、以下の3つです。

他の医薬品は、効果効能として特定の皮膚炎が記されているため、適さない皮膚炎も存在すると言えます。原因がわからない場合は「皮ふ炎」「かぶれ」など、広く頭皮の炎症に用いられる薬を使用する方が良いと言えるでしょう。

また、万が一異変を感じた場合はすぐに使用を中止し、皮膚科に相談してください。合わない薬を長く使っていると、症状が悪化する可能性もあるので、注意が必要です。

フケが出るのは、単純に皮脂や乾燥が原因なのではなく、頭皮の疾患が原因であることもあります。頭皮の疾患の場合、疾患を治す市販薬は少なく、皮膚科の受診が必要。

また市販薬を使用しての対策も一時的なもので、薬を使用しても症状が長引く場合は皮膚科の受診を推奨している商品が多数有ります。

フケを伴う皮膚疾患として考えられるのは、以下の6つです。

当てはまる症状はあるかしら?

脂漏性皮膚炎は、過剰な量の皮脂によって引き起こされる皮膚の炎症。皮膚の赤みやかゆみ頭皮のベタついたフケが特徴的な症状としてあげられます。

本来、皮脂は皮膚を覆って外部の刺激から守ったり、水分が失われるのを防いだりする役割を持つもの。しかし、皮脂の分泌が過剰になると、それを餌とする皮膚常在菌が異常に繁殖して、頭皮に刺激を与えて炎症を起こしてしまうのです。

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めぐみ

脂漏性皮膚炎への効果が認められている市販の薬と言えば、先ほど脂性フケのところでも紹介したパルモアーね。

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めぐみ

脂漏性皮膚炎に対して病院で処方してもらえる治療薬はこちら。
・ステロイド剤
・抗真菌薬
・ビタミン剤
それぞれ、違う目的で使われているのよ。

脂漏性皮膚炎の治療で多く使われるのはステロイド剤。ステロイド剤にはいろいろな作用がありますが、皮膚に使われる場合に期待される作用は抗炎症作用です。脂漏性皮膚炎の場合は、比較的作用の弱いステロイド剤を短期間使用することが多いです。

そのほかに使われているのが、抗真菌薬とビタミン剤。脂漏性皮膚炎の原因のひとつは、マラセチア菌という真菌(カビ)とされています。この菌の活動を抑えるために、抗真菌薬が使われるのです。

ビタミン剤が使われる理由は、皮脂の分泌にビタミンのバランスが関わっているから。このバランスを正常にすることで、皮脂の過剰な分泌を抑えて炎症を改善する目的で使用されています。

乾燥性皮膚炎は、皮膚が乾燥することによって起こる炎症のこと。もともと乾燥肌の方やアトピーを持っている方、高齢者の方に多い疾患で、特に空気が乾燥する冬に症状が現れやすいのが特徴です。

本来頭皮は皮脂に覆われており、皮脂は肌の水分の蒸発を防いだり外部の刺激から肌を守るといったバリア機能を果たしています。

しかし、皮脂が足りなくなると水分が蒸発して乾燥。外部の刺激から皮膚を守れなくなり、ちょっとした刺激でも炎症を起こしてしまうようになります。これが、乾燥性皮膚炎が起こる仕組みです。

乾燥性皮膚炎の症状の特徴は、皮膚に亀の甲羅のような亀裂かゆみ赤みが現れることと、糠(ぬか)のように細かいフケが出ること。

ひどくなると皮膚にブツブツしたものができたり、色素沈着を起こしたりすることもあります。

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めぐみ

乾燥性皮膚炎のための医薬品はいくつかあるわ。たとえば先ほど乾性フケのところで紹介したHPローションやさいきaローションなんかは、乾燥性皮膚炎や乾皮症向けに作られているものよ。

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めぐみ

乾燥性皮膚炎に処方される薬には、以下のような種類があるわ。
・保湿剤
・抗ヒスタミン薬
・抗アレルギー薬
・ステロイド剤

乾燥性皮膚炎が起こる原因は、皮膚の乾燥。そのため、医療機関でも保湿剤が処方されることが多いです。

保湿剤にはローションタイプやクリープタイプ、軟膏などがありますが、症状の出ている場所や程度、季節などに合わせて適切なものが処方されます。

かゆみがある場合は、それを抑える効果のある抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬が一緒に出されることも。炎症が起きている場合には、作用が弱めのステロイド剤を使って炎症を抑えることもあります。

接触性皮膚炎は、特定の物質に触れることで起こる皮膚炎のこと。いわゆる「かぶれ」と言われる物です。

化学物質に触れた刺激で起こる「刺激性接触皮膚炎」と、触れた物質に対するアレルギー反応によって起こる「アレルギー性接触皮膚炎」の2種類があります。

頭部に症状が起こる場合、シャンプーやリンス・トリートメントの成分に対するアレルギー性や、カラーやパーマの薬剤による刺激性、といったものが考えられます。

症状として多いのは、かゆみや発疹、ヒリヒリした痛み。アレルギー性接触皮膚炎は重症化することが多く、重度のかゆみが起こることも。

そのため、頭皮を掻いてしまい、かさぶたになったり皮膚がごわごわしたりすることもあります。

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めぐみ

接触性皮膚炎(かぶれ)を改善するには、原因となる物質に触れないことが一番。皮膚炎の症状が良くならないようなら、市販の薬を使ってみるのもいいわ。市販のかゆみ止めの中でも効果効能に「かぶれ」が含まれているものを選んでちょうだいね。脂性フケの薬で紹介したムヒHDや乾性フケの薬で紹介したエンクロン レメディーナなんかは「かぶれ」への効果が認められているわ。

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めぐみ

接触性皮膚炎に対しては、医療機関ではこのような薬が処方されるわ。
・ステロイド薬
・抗ヒスタミン薬
・抗アレルギー薬

接触性皮膚炎を医療機関で診察する場合、まず行われるのは原因物質の特定。症状を抑えるためには、問診やパッチテストなどを行って原因となっているものを探し、その物質との接触を避ける必要があります。

それと同時に、症状の改善のために治療薬が処方されることもあります。かゆみに対しては抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬、炎症に対してはステロイド薬が選択されることが多いです。

かゆみを伴った慢性的な湿疹が現れるアトピー性皮膚炎も、フケの原因となります。アトピー性皮膚炎は遺伝性のアレルギー体質によるもの。花粉症や喘息を併発していたり、家族に似たような症状を持っている人がいたりすることも少なくありません。

アトピー性皮膚炎を持つ人の多くは5歳くらいまでに発症しますが、場合によっては成人になってから症状が現れることも。乳児の場合は顔面から頭皮、首、手足と症状が広がっていくことが多く、成人の場合は上半身や肘の内側、膝の裏に症状が現れることが多いです。

症状がひどくなると、皮膚を掻いて傷になって感染症を起こしたり、広い範囲の炎症と鱗のようなくずが発生することもあります。

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めぐみ

アトピー性皮膚炎に対しての直接的な効果が認められている市販の医薬品はないようね。アトピーはアレルギーや乾燥、さまざまな原因が絡み合っているとされているから、保湿ローションで対処しながら、できるだけ早く皮膚科を受診した方が良いわね。皮膚科では、こんな薬が処方されるわ。
・ステロイド薬
・非ステロイド系消炎外用薬
・カルシニューリン阻害外用薬(タクロリムス軟膏)
・抗ヒスタミン薬
・保湿剤

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要素やその他のさまざまな原因によって起こる疾患なので、原因を根本から解決することは難しいとされています。そのため、治療薬は基本的に症状を改善するために使われることになります。

主に使われるのは、炎症を抑えるためのステロイド薬。非ステロイド性抗炎症薬が使われることもありますが、接触性皮膚炎を起こすこともあるため、あまり多くは使われません。

近年では、免疫を抑制するカルシニューリン阻害外用薬(タクロリムス軟膏)も使われるようになりました。

これらの薬と合わせて、皮膚を潤す効果のある保湿剤が処方されたり、かゆみがある場合には抗ヒスタミン薬が使われるたりすることもあります。

手や足、爪に起こる水虫と同じ菌が原因で起こる頭部白癬が原因で、フケが起きていることがあります。

頭部白癬の原因となる菌は、皮膚糸状菌というカビ。皮膚糸状菌はケラチン(髪の毛にも含まれるタンパク質)を栄養源とする菌で、ケラチンがある場所にならどこにでも感染します。

頭部白癬で起こる症状は、髪の毛が抜けたり鱗のようなフケが出たりなどといったもの。

かゆみはありませんが、場合によっては痛みや膿を伴う炎症が起き、できた水泡が破れてかさぶたになることもあります。

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めぐみ

頭部白癬は、足の水虫のように市販薬での対策が可能よ。市販薬で頭部白癬に効果が認められているものといえば”ヒフケス”かしら。

頭部白癬は”しらくも”と呼ばれることもあります。ヒフケスは、しらくもへの効果が認められているため、頭部白癬に対して効果が期待できる医薬品と言えるのです。

主成分の「チアントール」は水虫などの寄生性皮膚病に高い効果を持つほか、かぶれなどの湿疹にも効果があると言われている成分なので、水虫が原因かどうかはっきりしないというときにも使えます。

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めぐみ

頭部白癬に処方される薬は、抗真菌薬がメイン。外用薬と内服薬の2種類が使われることが多いわ。

頭部白癬などの水虫が起きる原因は、皮膚糸状菌。そのため、治療にはこれを死滅させるために抗真菌薬が使われます。

治療に使われる抗真菌薬は、皮膚に塗布する外用薬と、口から摂取する内服薬の2種類。頭部白癬では内服薬が使われることが多く、2〜3ヶ月ほどの期間継続して内服します。

乾癬もフケに似た症状を持つ皮膚の疾患の一つ。

乾癬とは、皮膚に盛り上がった紅斑が全身に現れる疾患のこと。銀白色の鱗(うろこ)のような皮膚の屑を伴うことが特徴で、人によって紅斑の大きさは異なり、かゆみや関節炎が現れることもあります。

乾癬が発症する原因には、遺伝的な要素が関連していると考えられていますが、まだはっきりしていません。

症状は現れたり消えたりを繰り返し、一生を通して持続する疾患です。

状況によっては症状が急に悪化することもあり、見た目も目立つので心理的に負担を感じる人も多くいます。

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めぐみ

原因がわからない皮膚の病気だけに、乾癬に対する市販薬は販売されていないようね。皮膚科で処方される乾癬の治療薬も、直接乾癬を治すというよりも、様々な方面から症状をやらげるアプローチをする薬のようだわ。
・ステロイド薬
・活性型ビタミンD3外用薬
・ビタミンA誘導体(内服薬)
・免疫抑制剤

外用薬としては、保湿剤と併せて炎症を抑える効果のあるステロイド薬活性型ビタミンD3外用薬が処方されます。医薬品の種類によって、このどちらかが配合されているものと、両方が配合されているものがあり、症状や効果などを見ながら医師が判断。

内服薬で使用されるのは、皮膚が異常に増殖するのを抑える効果のあるビタミンA誘導体(レチノイド)

症状がひどくなると、免疫機能を抑制する薬が使われることも。

乾癬の治療はこれらの薬だけで行われるわけではなく、光線療法などさまざまな治療方法を組み合わせながら行われます。

市販の医薬品を使用する場合、注意すべき点をおさえておきましょう。

  1. 原因がわからない、不安がある場合は医師・薬剤師に相談
  2. 用法用量、使用上の注意は必ず守る
  3. 長期使用せず、症状が長引く場合は皮膚科を受診する

自分で市販の薬を選んで購入する場合、原因が正確に判断できないため、間違った薬を選択してしまう可能性があります。

フケの原因がはっきりしない場合、またどの薬を選べばいいのか不安なときは、薬剤師に相談するようにしましょう。ドラッグストアにも薬剤師はいますので、症状などを話してそれにあった薬を選んでもらうのがおすすめ。

それでも不安がある場合は皮膚科を受診して医師に相談し、原因を突き止めてもらったうえで、適切な薬を処方してもらいましょう。

もうひとつ注意しなければならないことは、それぞれの医薬品に定められている用法用量・使用上の注意をきちんと守ることです。

医薬品には、効果を出すための適切な使用方法があります。それを守らないと、適切な効果が発揮されないだけでなく、かって頭皮トラブルを悪化させる可能性も。

中には、アトピーに対して使用禁止とされている薬や、ひどい湿疹への使用を控えるべきなどもあります。知らずに使用すると、思わぬトラブルにつながりかねないので、医薬品の説明文書にはきちんと目を通すようにしましょう。

市販の医薬品の説明書や添付文書には、「長期連用しないでください」「5〜6日間使用しても症状が改善しない場合は使用を中止すること」などと言った注意事項が記載されています。

これは、長く使用しても効果がみられない場合、他の疾患の可能性があるため専門の機関でしっかり診てもらう必要があるだけでなく、長期間使用し続けることで副作用が起こる可能性もあるため。

特にステロイドが入った外用薬は、皮膚細胞の増殖をおさえてしまうため長い期間使用し続けると、皮膚が薄くなってしまうことが。他にも皮膚表面の免疫系の働きもおさえるので、ニキビなどができやすくなることも考えられます。

説明書に記載のある期間をすぎても症状が改善しない場合は、薬の使用を中止して皮膚科を受診しましょう。

市販薬の使用は有効なフケの対策の一つ。ただし、薬は製品ごとに効果効能が異なるだけでなく、その使用目的も異なります

症状や頭皮の状態によっても、適した薬は異なるのでまずは自分の頭皮やフケの状態をしっかり把握して、適した薬を選びましょう。

〈フケの種類と市販薬〉

また、フケの原因は頭皮の疾患によるものである可能性も考えられます。フケなどの異常が長期的に続く場合や、下記の症状がみられる場合は、適切な市販薬での対処の他、皮膚科での受診も必要です。市販薬で一時的に症状をおさえ、時間ができたら一度皮膚科を受診しましょう。


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