もくじ


湿疹ができている頭皮に、自分に合わないシャンプーを選んじゃうと大変。まずは、自分の頭皮にできているのはどんな湿疹なのかちゃんとチェックしてみよう!
頭皮湿疹は、頭皮が炎症を起こすことによって起こります。湿疹を伴う頭皮の炎症としては、以下の4つが代表的。
適切なシャンプーを選んで対策するためにも、まずはそれぞれの炎症や湿疹の特徴的な症状や原因を確認しましょう。
気になる特徴の炎症があったらクリック!詳しい症状や原因を紹介するよ。
- 脂漏性(しろうせい)皮膚炎
頭皮がベタつく/臭いが気になる/湿ったフケが出る - 乾燥性皮膚炎
頭皮がカサつく/かゆみがある/粉状のフケが出る - 接触性皮膚炎
局所的に炎症がある/かゆみや痛みがある - アトピー性皮膚炎
アトピー体質/乾燥が見られる/関節の内側に湿疹が多い
脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が通常よりも多くなりすぎて、頭皮にいる皮脂を餌とする常在菌が繁殖して起こる頭皮の炎症。
主な症状として皮脂の増加による頭皮のベタつきや臭い、その他炎症による湿っぽく大きめなフケ、皮膚の赤みなどが挙げられます。これらに思い当たる症状がある人は脂漏性皮膚炎を疑いましょう。
脂漏性皮膚炎が起こる原因と言える皮脂の過剰分泌はさまざまな要因で引き起こされます。その一部がこちら。
- 脂っこい食事
- 不規則な生活
- 頭皮の汚れ残り
- 頭皮の乾燥
食事や生活が不規則になると、皮脂の分泌にも影響が出ます。また頭皮の汚れがしっかり落ちていないと、常在菌が繁殖し脂漏性皮膚炎に繋がることが。
さらに、一見正反対に見える”乾燥”も脂漏性皮膚炎に繋がることがあるのです。頭皮が乾燥すると、それを改善させようと皮脂が通常より多く分泌されます。その結果必要以上の皮脂量となり、脂漏性皮膚炎が引き起こされるのです。
こうした特徴を考えると、シャンプーはしっかりと頭皮の汚れを落としつつ保湿してくれるものや、常在菌の繁殖を防ぐ抗真菌成分が配合されたものを選ぶのがおすすめと言えるのです。
乾燥性皮膚炎は、その名の通り頭皮の乾燥によって起こる炎症です。
脂漏性皮膚炎とは反対に、頭皮を守っている皮脂が不足することで頭皮が乾燥。頭皮のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でもすぐに炎症を起こしてしまうのが特徴です。
症状としては、カサカサと粉を吹くように出てくるフケや、乾燥によるかゆみ、皮膚の亀裂や赤みなどが挙げられます。
- 空気の乾燥
- 頭皮の洗いすぎ
- シャンプーの洗浄力が強い
- 加齢による頭皮の乾燥
など、考えられる要因はたくさんありますが、使用しているシャンプーが乾燥を招くこともあるので、保湿力があり頭皮の皮脂を適度に残してくれる洗浄力が優しいシャンプーを選びましょう。
接触性皮膚炎とは、いわゆる”かぶれ”のこと。化学物質やアレルギー物質が肌に触れることで起こる炎症です。
特定の成分や物質にアレルギーがある人や肌が弱い人に起こりやすく、かぶれの原因物質に触れた一部のみに症状が出るのが特徴です。
主な症状はかゆみや発疹、ひりひりとした痛み、水泡など。
頭皮の場合、以下のようなものが接触性皮膚炎の要因として考えられます。
- シャンプー・リンスの成分
- カラー・パーマの薬剤
- ワックス・スプレーなどの整髪料
- 金属製のヘアピン
- 髪留めのゴム
接触性皮膚炎が気になる人は、できるだけ刺激となる成分が少ないシャンプーを使用しましょう。
アトピー性皮膚炎は皮膚の乾燥とバリア機能に異常をきたし、さまざまな物質に刺激反応やアレルギー反応を起こしてしまう状態のこと。
ひじの内側や膝の裏、首筋など汗がたまりやすい箇所に起こることが多い皮膚炎ですが、頭皮に起こることもあります。
頭皮に起こった場合の主な症状は、頭皮の赤みや乾燥、フケ、発疹、かさぶたなど。
症状だけを見ると接触性皮膚炎と似ていますが、炎症とかゆみが慢性的に起きることや、家族にアトピー性皮膚炎の人がいることが特徴として挙げられます。
日常的にできる対策は肌を清潔に保ち、余計な刺激を与えないこと。乾燥を防ぐための保湿など。
アトピー性皮膚炎の人は低刺激でしっかり汚れを落とせて、なおかつ保湿力があるシャンプーがおすすめと言えます。
ここからは、それぞれの皮膚炎の人におすすめのシャンプーを紹介していきます。
- 脂漏性皮膚炎におすすめのシャンプーTOP3
- 乾燥性皮膚炎におすすめのシャンプーTOP3
- 接触性皮膚炎におすすめのシャンプーTOP3
- アトピー性皮膚炎におすすめのシャンプーTOP3
ただしどのシャンプーも、皮膚炎に対して直接的な効果はなく、あくまでも頭皮ケアを目的とした商品です。自宅でのケアだと治療はできないので、治したい場合は皮膚科でご相談ください。
※本記事内で紹介する商品価格はいずれも、2018年7月24日時点、税込価格となります。税抜価格のものは商品ごとに記載あり。
脂漏性皮膚炎におすすめなシャンプーの特徴は、しっかりとした洗浄力・保湿力・菌の繁殖を防ぐ抗真菌成分の3つ。
これらを兼ね備えたシャンプーを3種類、購入のしやすさや価格などを踏まえランキングにしました。
1位 | 頭皮のメディカルシャンプー | ¥1,562/320mL |
2位 | コラージュフルフル | ¥3,240/400mL |
3位 | カダソン | ¥3,218/250mL |
〈1位〉頭皮のメディカルシャンプー
メディクイックH頭皮のメディカルシャンプーは、リップクリームやハンドクリームでおなじみのロート製薬から販売されているシャンプー。
フケやかゆみの原因菌の増殖を抑えるミコナゾール硝酸塩という抗真菌成分と、炎症を抑えるグリチルリチン酸という抗炎症成分を配合した医薬部外品のシャンプーです。
さらに、頭皮の潤いを守るアミノ酸系の洗浄成分を採用。保湿成分も配合されているため、乾燥による皮脂の過剰分泌も防ぐことができます。
リフレッシュシトラスの爽やかな香りと、洗い上がりのさっぱり感も魅力。
ネットで簡単に購入できる他、ドラッグストアなどでも扱っているので手軽に購入できるの も嬉しいですね。
〈2位〉コラージュフルフルネクストシャンプー
コラージュフルフルネクストシリーズは、フケやかゆみの対策を目的としたシリーズ。
シャンプーは抗真菌成分であるミコナゾール硝酸塩と、抗酸化・抗菌を目的としたオクトピロックス®を配合した医薬部外品となっています。
フケやかゆみはもちろん、頭皮の臭いも防いでくれる優れもの。
シャンプーには2種類のラインナップがあり、中でもすっきりさらさらタイプは、頭皮のベタつきや脂っぽさが気になる人におすすめです。
さっぱりとした洗い上がりが魅力で、すっきり清潔な頭皮を保ってくれます。
Amazonなどの大手通販サイトの他、販売元である持田製薬の公式通販サイト、ドラッグストアでも購入できます。
〈3位〉カダソン スカルプシャンプー
カダソンスカルプシャンプーは、頭皮が脂っぽくフケが出る人や、かゆみに悩まされている人に向けて作られた医薬部外品のシャンプー。
頭皮の炎症を防ぐグリチルリチン酸2Kや、頭皮を保護するサリチル酸を配合しています。
また、頭皮の潤いを守れるアミノ酸系洗浄成分を使用。汚れはしっかりと落としながらも、頭皮を乾燥から守ってくれます。
さらに、頭皮の常在菌の餌となるオイル系の保湿成分を避け、水溶性の保湿成分であるシロキクラゲエキスを配合するという徹底ぶり。
Amazonや公式HPなど、インターネットでの購入がメインとなりますが、それでも一度試してみたい脂っぽい頭皮のことを考えぬいてつくられたシャンプーと言えるでしょう。
脂漏性皮膚炎による湿疹対策におすすめのシャンプーランキングをおさらいするよ!
- 1位:頭皮のメディカルシャンプー
→潤いをしっかり残す&手頃な価格 - 2位:コラージュフルフル
→臭いも防ぐ&さっぱりした洗い上がり - 3位:カダソン
→脂性肌向け&潤い成分にこだわり
乾燥性皮膚炎の対策として重要なのは、頭皮の潤いを守ること。シャンプー選は、洗浄力が比較的マイルドで必要な皮脂を残してくれるアミノ酸系シャンプーを選びましょう。
併せて、洗浄成分の他に保湿成分が多く含まれているものや、頭皮の保湿に力を入れているものを選ぶのもおすすめです。
さっそく、乾燥性皮膚炎の対策におすすめなアミノ酸系シャンプーのランキングをチェックしてみましょう。
1位 | ミノン薬用ヘアシャンプー | ¥1,373/450mL |
2位 | haru kurokamiスカルプ | ¥3,888/400mL |
3位 | マイナチュレ | ¥3,628/200mL |
〈1位〉ミノン薬用ヘアシャンプー
ミノン薬用ヘアシャンプーは、”頭皮のうるおいを守りながら洗い、かゆみ・フケを防ぐ”をコンセプトとした医薬部外品のシャンプー。
まさに、頭皮の乾燥に悩む人に向けて作られたと言っても良いですよね。
洗浄成分は植物性のアミノ酸系洗浄成分。頭皮に必要な皮脂を残しながら、不要な汚れはちゃんと洗い流してくれます。炎症を防ぐグリチルリチン酸2Kを配合し、頭皮環境を整えてくれます。
さらに、頭皮の刺激となる硫酸系界面活性剤は不使用。乾燥で敏感になった肌にも使用できるのが嬉しいポイント。
通販サイトはもちろん、近くドラッグストアでも購入できますよ。
〈2位〉haru kurokamiスカルプシャンプー
haru kurokamiスカルプシャンプーは、女性の頭皮と髪のことを考え抜かれて作られた化粧品のアミノ酸系シャンプー。
乾燥しやすい女性の頭皮のために、保湿成分として植物性のオイルを配合しています。
またセロリから抽出した成分がかゆみを防ぐなど、乾燥にともなう頭皮トラブルを防いでくれるのも嬉しいですよね。
さらに100%天然由来成分使用、10種類の無添加(注1)というこだわりぶり。洗浄成分だけでなく、その他の成分にこだわりたい女性におすすめのシャンプーです。
公式サイトをはじめとしたインターネットでの購入がメインですが、約2ヶ月もつ400mlという大容量で4000円以下という値段は比較的お手頃といえます。
注1:シリコン・合成ポリマー・カチオン界面活性剤・石油系界面活性剤・合成香料・合成着色料・鉱物油・紫外線吸収剤・合成防腐剤・合成保存料不使用
〈3位〉マイナチュレシャンプー
マイナチュレのシャンプーは、"頭皮トラブルや頭皮環境を考え抜いて作られたスカルプシャンプー"(化粧品)として販売されています。
そのコンセプトの通り、洗浄成分は洗浄力が優しいアミノ酸系の洗浄成分。また、9種類の成分が無添加(注2)なだけでなく、頭皮環境をサポートするオーガニック成分も配合しています。
乾燥しがちな女性の頭皮を思ってこその優しさが伺えるこだわりですね。
さらに、香りや泡立ち、仕上がりなど女性が気になるポイントもしっかり抑えているのがマイナチュレのシャンプー。
公式通販サイトでの購入がメインとなり、価格も比較的お高めですが、頭皮のことを思えば決して高い価格ではないかもしれませんね。
注2:シリコン・着色料・パラベン・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤・タール系色素・合成ポリマー・合成香料・サルフェート不使用
乾燥性皮膚炎におすすめのシャンプーランキングのおさらいだよ!
- 1位:ミノン薬用ヘアシャンプー
→植物性アミノ酸系洗浄成分&お手頃価格 - 2位:haru kurokamiスカルプ
→100%天然由来成分使用&10種類の無添加 - 3位:マイナチュレシャンプー
→オーガニック成分&使用感へのこだわり
接触性皮膚炎の対策としてシャンプーを選ぶ時のポイントは、低刺激であること。
アレルギーを起こしやすい成分を省いてあったり、刺激を抑えることに着目しているシャンプーを選びましょう。
1位 | ミノン薬用ヘアシャンプー | ¥1,373/450mL |
2位 | シャボン玉せっけん無添加シャンプー | ¥1,026/520mL |
3位 | キュレル | ¥1,080/420mL |
〈1位〉ミノン薬用ヘアシャンプー
接触性皮膚炎の対策としておすすめのシャンプーランキング1位は、乾燥性皮膚炎のランキングと同じミノン薬用ヘアシャンプー。
実はミノンの薬用シャンプーは、低刺激にもこだわっているのです。
接触性皮膚炎が気になる人にとって注目したいポイントは、アレルギーの原因物質を極力カットしている点。
もちろん全ての人にアレルギーが起こらないというわけではありませんが、比較的アレルギーの心配が少ないシャンプーと言えるでしょう。
今までなかなか合うシャンプーが見つからなかった、という人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
〈2位〉シャボン玉せっけん無添加シャンプー
シャボン玉せっけん無添加泡シャンプーはその名の通り、無添加のシャンプー(化粧品)です。
なんと成分は水と洗浄成分であるカリ石ケン素地の2つのみ。余計な成分を使っていないので、刺激となる成分が少ないのが嬉しいですよね。
また石鹸シャンプーは髪がごわつきそう…というイメージがありますが、シャボン玉せっけんの無添加シリーズには、石けんシャンプーとの相性を考えてつくられたリンスがあるので安心。
頭皮への刺激を抑えながら、ごわつきのない仕上がりが実現できます。
Amazonなどの大手通販サイト、公式通販サイトの他、ドラッグストアなどの店舗でも扱っており、価格も手頃なのも魅力です。
キュレルのシャンプーは、敏感な肌のために作られた医薬部外品のシャンプー。
かゆみやフケなどの頭皮トラブルを防ぐのはもちろん、頭皮の炎症を抑える消炎剤を配合しています。
弱酸性・無香料・無着色で、赤ちゃんの肌にも使えるほどの優しさが大きなポイント。もちろん、デリケートで荒れやすい肌にも使用できます。
さらに、頭皮の健康に必要なセラミドを守ることで潤いを保ってくれるので、乾燥によるバリア機能の低下なども防いでくれます。
ドラッグストアでキュレルのコーナーがあれば、置いているかチェックしてみましょう。
接触性皮膚炎の対策におすすめのシャンプーランキングをおさらいするよ。
- 1位:ミノン薬用ヘアシャンプー
→アレルギーの原因物質を極力カット - 2位:シャボン玉せっけん無添加シャンプー
→成分は水とカリ石ケン素地のみ - 3位:キュレル
→弱酸性・無香料・無着色&消炎剤配合
アトピー性皮膚炎の人のシャンプー選びのポイントは、低刺激・汚れ落ち・保湿力の3つ。
また、アトピーの肌にとってはほんの些細なことも刺激となります。石けんカスのすすぎ残しなども、皮膚炎悪化の原因になるので、なるべくすすぎやすいものを選びましょう。
2位 | シャボン玉せっけん無添加シャンプー | ¥1,026/520mL |
2位 | アトピタ頭皮保湿シャンプー | ¥1,250/350mL(※) |
3位 | カウブランド無添加シャンプー | ¥1,000/500mL(※) |
※アトピタ頭皮保湿シャンプー、カウブランド無添加シャンプーの価格は税抜価格です。
〈1位〉シャボン玉せっけん無添加シャンプー
シャボン玉せっけん無添加シャンプー(化粧品)は、アトピー性皮膚炎の人にもおすすめです。
含まれている成分が少ないことはもちろん、泡で出てくることも大きなポイント。
シャンプーをする際、泡立ちが十分でないとシャンプーは地肌にべったりとつき、なかなか綺麗にすすぎきれないことも。泡タイプのシャンプーなら、その心配がありません。
また、シリコン、合成ポリマー、香料、着色料、酸化防止剤、合成界面活性剤が不使用なので、デリケートな肌でも使用できますよ。
〈2位〉アトピタ頭皮保湿シャンプー
アトピタ頭皮保湿シャンプーは新生児から大人まで使える化粧品の低刺激シャンプー。
泡切れの良さが特徴で、成分が頭皮に残りにくい『低付着洗浄処方』を取り入れています。そのため、洗浄成分が頭皮に残って皮膚炎が悪化するのを防ぐことができます。
また、保湿成分としてキハダ樹皮エキスを配合しており、頭皮の乾燥を防ぎます。
無香料・無着色・防腐剤無添加で頭皮への刺激を抑えているので、肌が敏感な人でも使いやすいシャンプーと言えるでしょう。
ただし、大人にとってはサラサラ感やツヤ感などのコンディショニング作用が弱いと感じる可能性があることは覚えておきたいポイントです。
通販サイトの他、ドラッグストアやスーパー、百貨店などでも購入が可能です。
〈3位〉カウブランド 無添加シャンプー
カウブランドは、デリケートな肌でも安心して使用できるようにと、無添加にこだわったブランド。
素材を厳選し、低刺激にもこだわっている他、アレルギーテストを実施しクリアした成分のみを採用しているのも特徴です。
そんなカウブランドから販売されている無添加シャンプーは、頭皮への刺激が少ない天然由来のアミノ酸系洗浄成分を使用。
着色料・香料・パラベンなどの防腐剤・品質安定剤・アルコールが無添加です。
さらに、天然由来のコンディショニング成分を配合しているので、シャンプー1本でしっとりとなめらかな仕上がりに。リンスやコンディショナーが肌に合わない人でも、まとまりのある髪に仕上げられます。
Amazonなどの通販サイトの他、ドラッグストアなどでも広く扱われていますよ。
アトピー性皮膚炎の対策におすすめのシャンプーランキングをおさらいしてみよう!
- 1位:シャボン玉せっけん無添加シャンプー
→泡タイプですすぎやすい&無添加 - 2位:アトピタ 頭皮保湿シャンプー
→泡タイプですすぎやすい&潤い成分 - 3位:カウブランド無添加シャンプー
→天然由来アミノ酸系&コンディショニング成分

湿疹の種類によって、シャンプーのタイプやおすすめのシャンプーが違うことはわかったよね。もちろんシャンプー選びは頭皮環境のためにはとっても大事!でも、シャンプーは選んで終わりじゃないよね。その使い方も大切なんだって!
シャンプーの時のポイント
- お湯は38度程度のぬるま湯で!
- シャンプーを使った洗髪は1日1回まで!
頭皮の潤いを守る皮脂は脂なので、お湯に溶ける性質があります。髪を洗う時、お湯の温度が高ければ高いほど、皮脂が洗い流され乾燥しがちに。頭皮への刺激が少なく、適度に汚れを落とせるようにお湯の温度は38度〜39度程度に設定しましょう。
また1日に何度もシャンプーを使って頭を洗っていると、頭皮の皮脂が不足し炎症や湿疹の原因に。ベタつきが気になる時はお湯のみで行う湯シャンを活用し、シャンプーを使用した洗髪は1日1回にとどめましょう。
シャンプーの手順
- ぬるま湯でじっくり濡らす
- シャンプーを手の平で泡立てる
- 指の腹でマッサージするように頭皮を洗う
- 3分ほどかけてしっかりすすぐ
シャンプーを使って髪や頭皮を洗う前に、まずは38度くらいのお湯で頭皮までしっかり濡らしましょう。これを行うことで、頭皮や髪の汚れがある程度落ち、シャンプーの泡立ちがよくなります。
また、シャンプーは手にとったあとしっかりと泡立てることが大切です。泡立ちが不十分なまま頭につけると、べったりとした液体のままシャンプーが頭皮につき、すすぎ残しが増えてしまいます。
泡だてにくい時は、泡だて用のネットを使うのがおすすめ。
続いてシャンプーを頭につけて洗います。この時一番意識して欲しいのが、”頭皮を洗う”こと。髪を洗うことに意識がいってしまいがちですが、頭皮湿疹などの頭皮トラブルを防ぐためには、頭皮を清潔に保つことが重要です。
指の腹で頭皮をマッサージするように洗うことで、毛穴の奥の汚れを押し出すことができるだけでなく、爪で頭皮を傷つけてしまうこともありません。
最後のすすぎは、時間をかけて入念に行いましょう。急いで短時間で行うと、頭皮にシャンプーが残って頭皮環境の悪化や湿疹の原因になるので気をつけてくださいね。

頭皮湿疹の対策におすすめのシャンプーは、湿疹の種類によって大きく違ったよね。間違った選び方をしちゃうと、かえって湿疹や頭皮の炎症が悪化するかも…。治すためには皮膚科の受診が必要だけど、家で対策する場合もまずは、自分の頭皮がどんな炎症を起こしているのか、ちゃんと把握する必要があるよね。
- 脂漏性(しろうせい)皮膚炎
症状:頭皮がベタつく/臭いが気になる/湿ったフケが出る
シャンプー:洗浄力・保湿力・菌の繁殖を防ぐ抗真菌成分 - 乾燥性皮膚炎
症状:頭皮がカサつく/かゆみがある/粉状のフケが出る
シャンプー:洗浄力がマイルド・保湿力がある - 接触性皮膚炎
症状:局所的に炎症がある/かゆみや痛みがある
シャンプー:低刺激・アレルギー物質が少ない - アトピー性皮膚炎
症状:アトピー体質/乾燥が見られる/関節の内側に湿疹が多い
シャンプー:低刺激・汚れ落ち・保湿力・すすぎやすさ
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頭皮の湿疹って、かゆみだけじゃなくてフケも出るし厄介だよね。基本的には皮膚科で診てもらうのが一番だけど、できれば家で対策したいよね。そんな時は、シャンプーを使って悪化を防いだり頭皮環境を整えて湿疹を予防するのがおすすめ。でも、湿疹によって使うシャンプーは違うからそれぞれの湿疹に適したシャンプーをランキングで見ていこう!