もくじ

  1. 1 <原因>フケを伴うかさぶたは、頭皮の疾患!?
  2. 2 <7つの対策>フケを伴う頭皮のかさぶたを悪化させないために
  3. 3 【注意!】フケを伴うかさぶたにこんな対処はNG
  4. 4 フケ・かさぶたがいつまでも治らない…そんな時は迷わず皮膚科へ!
  5. 全ての目次を見る
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フケが気になってはいたけれど、いつの間にかひどくなってかさぶたのように…。こうなると見た目はもちろん、臭いも気になるし、ついつい剥がしてしまうし、かゆみもあるし。いろんな症状が一気に出て、今すぐなんとかしたいわよね。

頭皮にかさぶたができたり、かさぶたのようなフケが発生する原因として考えられるのが、以下の皮膚疾患です。

  • 脂漏性(しろうせい)皮膚炎
  • 皮脂欠乏性(ひしけつぼうせい)皮膚炎
  • 乾癬(かんせん)
  • 頭部白癬(はくせん)
  • 接触性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎

これらの疾患を治したいのであれば、皮膚科で診察を受けてそれぞれに適した医薬品を処方してもらう必要があります。

ただし、疾患や症状の悪化を抑えるという意味では普段からできる対策もあります。

まずは、ご自身の症状がどの疾患に当てはまるかをチェックして、適した対策を行いましょう。

フケを伴うかさぶたの主な特徴はこちら。当てはまるものはあるかしら?気になるものがあったら、皮膚炎の名前をClick!詳しい症状がみられるわよ。

  • 脂漏性皮膚炎
    →脂っぽいフケ、カサカサしたフケ、頭皮が脂っぽい人に多い
  • 皮脂欠乏性皮膚炎
    →細かなぬかのようなフケ、頭皮は乾燥している
  • 乾癬
    →銀色っぽい鱗のようなフケ
  • 頭部白癬
    →鱗のようなフケ、髪の毛が抜けやすくなる
  • 接触性皮膚炎
    →症状の慢性化によって皮膚がごわごわしたり、掻きすぎてかさぶたになることがある
  • アトピー性皮膚炎
    →パラパラとした細かいフケ、頭皮以外に関節の内側に炎症が起きやすい

脂漏性皮膚炎は、皮脂の量が必要異常に多くなることで、頭皮にいる常在菌が繁殖し頭皮が炎症を起こす疾患。

軽度の症状としては、べたついたフケ・カサついたフケが増えたり、頭皮が脂っぽくなったりします。この症状がひどくなると、フケがかさぶた状になって頭皮を覆ってしまうのです。

かゆみや赤みを伴うこともあるので、これらの症状に心当たりがある人は脂漏性皮膚炎の可能性があります。

一度引き起こされると、セルフケアだけでの完治は難しいですが、単なるフケだと思い放置してしまう人も多く、かさぶたにまで発展してしまうことが少なくありません。

〈脂漏性皮膚炎を悪化を防ぐ主な対策〉

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めぐみ

脂漏性皮膚炎の症状に心当たりがある人は、気になる対策をクリックしてみてちょうだい。具体的にどんな商品を使ったら良いのか、どんな方法で行うのか、詳しく紹介するわよ。

皮脂欠乏性皮膚炎は、乾燥によって起こる皮膚炎のこと。もともと乾燥肌の方やアトピーを持っている方、高齢者の方に多く、特に冬に現れやすい疾患です。

皮膚を守っている皮脂が不足するとことで水分が蒸発して乾燥し、皮膚のバリア機能が低下。その結果、外部から皮膚を守ることができなくなり、ちょっとした刺激でも炎症を起こしてしまうのが、この皮脂欠乏性皮膚炎。

皮脂欠乏性皮膚炎の症状の特徴は、皮膚に亀の甲羅のような亀裂かゆみ赤みが現れることと、糠(ぬか)のように細かいフケが出ること。

かゆみがあり引っ掻くことでかさぶたができたり、ひどくなるとブツブツした湿疹ができるので、炎症でかさぶたができたと感じることもあります。

〈皮脂欠乏性皮膚炎の悪化を防ぐ主な対策〉

皮脂欠乏性皮膚炎の症状に当てはまる方は、リンク先でそれぞれの対策をチェックしてみましょう。

乾癬とは、皮膚に盛り上がった紅斑が全身に現れる疾患で、銀白色の鱗(うろこ)のような皮膚のくずを伴います。

人によって紅斑の大きさは異なり、かゆみや関節炎が現れることも。一生を通して持続する疾患で、症状はときによって現れたり消えたりします。

原因はまだはっきりしておらず、遺伝的な要素が関わっているのではないかと考えられているようです。

症状が現れやすいのは、頭部や膝・肘、臀部など。状況によって急に悪化することもあり、見た目に目立ってしまうので心理的な負担を感じる人も多くいます。

〈乾癬の悪化を防ぐ対策〉

原因がわからないため対策は難しいですが、悪化させないためにもできる対策を、無理ない範囲で行っていきましょう。

頭部白癬とは、皮膚糸状菌というカビが原因で起こる感染症のこと。爪や手、足に起こる水虫の原因となる菌と同じで、症状が起こる場所によって違う病名で呼ばれます。

皮膚糸状菌はケラチン(髪の毛にも含まれるタンパク質)を栄養源としており、ケラチンがある場所にならどこにでも感染します。

頭部白癬を発症すると、髪の毛が抜けたり鱗のようなフケが出たりする他、若干のかゆみがあります。場合によっては痛みや膿を伴う炎症が起き、できた水泡が破れてかさぶたになります。

〈頭部白癬の悪化を防ぐ対策〉

接触性皮膚炎は特定の物質に触れることで起こる皮膚炎で、いわゆる「かぶれ」のこと。

頭部の場合、シャンプーやリンス・トリートメントの成分、カラーやパーマの薬剤整髪料などが原因として考えられます

原因となる物質に触れると、かゆみや発疹、ヒリヒリした痛み、水ぶくれなどが起こり、症状が慢性的になると皮膚がごわごわした状態に。

かゆみがひどくて頭皮を掻いてしまい、かさぶたになることもあります。

〈接触性皮膚炎の悪化を防ぐ対策〉

何が原因かわからない場合は、皮膚科で調べることも可能です。

原因となりうる物質は数多くあるため、特定には時間がかかることもありますが、気になる方は一度調べてみることをおすすめします。

かゆみを伴った慢性的な湿疹を起こすアトピー性皮膚炎も、かさぶたやフケの原因となることがあります。

アトピー性皮膚炎は遺伝性のアレルギー体質によるもので、花粉症や喘息を併発していたり、家族に似たような症状を持っている人がいたりすることが特徴。

症状がひどくなると、皮膚を掻いたり擦ったりすることで傷ができて感染症を起こしたり、広範囲に及ぶ炎症と鱗のようなくずが発生するので、アトピー持ちの人はアトピーがフケの原因になっているかもしれません。

〈アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐ対策〉

フケやかさぶたの原因となる疾患を治すためには、皮膚科できちんと治療を受ける必要があります。それに加えて、症状が悪化しないように普段の習慣を見直すことも大切。

こちらでは、自宅でできる頭皮の炎症を悪化させない方法をご紹介します。

  1. シャンプーは肌質や症状にあったものを使う
  2. シャンプーの方法に注意する
  3. ドライヤーの使い方に注意する
  4. 保湿を積極的に行う
  5. 食事や生活に気を使う
  6. 患部に触れるアイテムを清潔にする
  7. アレルギー源を遠ざける

普段から使うシャンプーは、頭皮環境に大きく影響します。また、頭皮の状態によって選ぶべきシャンプーが変わるので、自分の頭皮の状態を見極めて適切なシャンプーを選ぶ必要があります。

■脂漏性皮膚炎のシャンプー選び
脂漏性皮膚炎の場合は、原因となる常在菌の繁殖を抑える抗真菌成分や、炎症を抑える抗炎症成分を含む薬用シャンプーがおすすめです。また炎症を起こしている頭皮は敏感なので、こうした成分を含みながらも頭皮への刺激が少ない低刺激性のシャンプーを使う方が良いでしょう。

■皮脂欠乏性皮膚炎のシャンプー選び
皮脂欠乏性皮膚炎の対策の鍵は頭皮を乾燥させないこと。シャンプーの中でも洗浄力が比較的弱い、アミノ酸系洗浄成分を使用したシャンプーを選ぶと良いでしょう。

■白癬、アトピー性皮膚炎のシャンプー選び
頭部白癬やアトピーには、刺激が少なくかつ清潔に洗えるシャンプーを選ぶことが大切。低刺激性で添加物が少ない石鹸系のシャンプーやアミノ酸系シャンプーなら、頭皮への刺激が少なく洗えます。

肌の状態を悪化させないためには、シャンプーの種類だけでなくどのように洗うかも重要。普段のシャンプーの方法も、ぜひ見直してみましょう。

頭皮環境を整えるシャンプーのポイント

  • シャンプーの使用は基本的に1日1回まで
  • シャワーの温度はぬるめの30℃ほど
  • シャンプーは手の平でしっかり泡立てる
  • 頭皮洗うイメージでマッサージしながら洗髪
  • 爪は立てず指の腹で洗う
  • すすぎは3分ほどかけてじっくり行う
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シャンプーはしっかり泡立ててから、髪の毛ではなく”頭皮”を洗うようなイメージで洗うと、しっかり頭皮の汚れを落とせるわよ。

シャンプーの頻度やお湯の温度は、特に皮脂欠乏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の人に注意して欲しいポイント。シャンプーのしすぎや熱いお湯での洗髪は、頭皮の乾燥を悪化させてしまうのです。

また、シャンプーを泡立てずに直接頭皮につけると、頭皮にシャンプーが残りやすくなってしまうので注意が必要。手や泡立てネットで十分に泡立ててから、髪の毛や頭につけましょう。

洗うときはゴシゴシと洗うのではなく、指の腹を使って優しくマッサージをするように洗うことが大切。力を入れなくても、しっかり泡立てて洗えば汚れは十分に落とすことができます

最後にすすぎ残しがあると、汚れが頭皮に残ってしまい、トラブルの原因になってしまいます。シャワーを使って丁寧にすすぎをして、すすぎ残しのないように気をつけましょう。

フケやかさぶたの悪化を防ぐためには、シャンプー後のドライヤーも見逃せないポイントです。

ドライヤーを使わない場合に悪化する可能性があるのが、脂漏性皮膚炎。髪の毛や頭皮が濡れた状態で放置していると、脂漏性皮膚炎の原因となる皮膚常在菌が増殖してしまい、炎症やフケ、かさぶたが悪化します。

逆に、ドライヤーで乾かしすぎることで悪化すると考えられるのが、皮脂欠乏性皮膚炎アトピー性皮膚炎。乾燥がひどくなることでかゆみも強まり、かきむしってしまうリスクも高まります。

ドライヤーのポイント

  • ドライヤーは髪から20cmほど離す
    →高温の風を避けられるので、頭皮の乾燥を防げる
  • ドライヤーはこまめに動かしながら使う
    →同じ箇所に風が当たるのを避け、頭皮の乾燥を防ぐ
  • ドライヤー前にしっかりタオルで水気を拭き取る
    →ドライヤーをかける時間を短縮できるので、頭皮の乾燥を防げる
  • 髪の根元を一通り乾かしてから、中間、毛先の順に乾かす
    →根元を先に乾かすことで、生乾きの時間を減らすことができる
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乾かす時はまずは、髪の根元から。ドライヤーが髪や頭皮に近づきすぎないように注意してちょうだいね。

皮脂欠乏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、肌が乾燥してカサカサしがちな人は、保湿を積極的に行いましょう。カサカサするようになってから保湿するのではなく、乾燥を予防するために普段から保湿を心がけるとより良いですよ。

保湿剤を使うタイミングは、お風呂上がり。お風呂で温かいお湯に触れた後は、短時間のうちに肌の水分が蒸発してしまいます。お風呂上がり、タオルドライの後やドライヤーの後などできるだけ早いタイミングで保湿しましょう。

使用する商品は、「頭皮用」として販売されているローションやオイル、あるいは頭皮を含めた全身用の製品を使うようにしてください。頭皮への使用が推奨されていない製品を使うと、トラブルを起こしてしまう可能性があります。

フケやかさぶたなどの頭皮トラブルを防ぐためには、食事などの生活習慣に気を配ることも大切です。

たとえば、脂漏性皮膚炎の原因となる皮脂の増加。
これは甘いものや脂っこいものの食べ過ぎ、アルコールの摂取などによって引き起こされると言われています。脂漏性皮膚炎の人は、甘いものや脂っこいもの、アルコールの摂取を控えましょう。

また頭皮の皮脂分泌のコントロールに関わる、ビタミンB群などの栄養素を積極的に取ることで、脂漏性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎を防ぐことができるといわれています。

乾癬の場合は、肉よりも魚を中心にしたバランスの良い食事を心がけると良いとされています。刺激が強い香辛料やお酒はかゆみを増すきっかけになるので控えましょう。

食事以外でも、睡眠不足や喫煙、生活リズムの乱れなど、健康によくないと言われる生活習慣は、頭皮の環境を悪化させる一つの要因となり得るので、こうしたことにも注意が必要です。

頭部白癬は、足にできる水虫と同じ菌が原因なので、人から人へ感染します。

そのため、枕やシーツ、ヘアブラシ、タオルなど頭皮や髪の毛に使用するものは、常に清潔にしておく必要があります。

他人と共有して使うことでうつるので、誰かのヘアブラシや帽子を借りたり、自分のものを誰かに貸したりということも避けましょう。

また、白癬の菌が残っていると、症状がよくなってきた時にぶり返してしまうことも考えられます。

シーツや枕カバー、タオルは定期的に洗濯しましょう。ヘアブラシは、手で取れる髪の毛や汚れをとった後、シャンプーと水をいれた洗面器の中でじゃぶじゃぶとブラシを振ると、しっかり汚れを落とすことができます。

接触性皮膚炎や、アトピー性皮膚炎の人は、頭皮の炎症の原因となっている物質を特定して遠ざけることが大切です。

シャンプーなどのヘアケア剤を変えたばかりで、フケやかさぶたができたのであれば、まずはヘアケア剤を元の物に戻してみましょう。

また、カラーやパーマをした後にフケやかさぶたができたのであれば、同じカラー剤やパーマ剤の使用は控えた方が良いです。

この他にも、ヘアアレンジのアイテムの金属やゴムがアレルギーの原因になることもあるので、頭皮に直に接する物は見逃せません。

アレルギーの原因に心当たりがあれば、その物質をできるだけ避けることで、炎症の悪化を防ぐことができます。

もしアレルギーの原因がわからない場合、そのまま放置するのはNG。気づかずアレルギーの原因と接していると、炎症が悪化することもあるので、できるだけ早く皮膚科で原因を調べてもらいましょう。

  • かゆみのある場所を引っ掻くのはNG
  • 頭皮にできたかさぶたを剥がすのはNG
  • 原因がわからないのに自己判断で対処するのはNG

かゆみがあるからといって引っ掻いたり、かさぶたが気になるからと剥がしたりすると、炎症を悪化させてしまう可能性があります。

また、フケやかさぶたを起こしている原因がわからないまま自己判断で対策すると、良くなるどころか症状が悪くなってしまうかもしれません。

原因がわからない場合は、まず皮膚科で診察を受けるようにしてください。適切な治療を受ければ、フケやかさぶたなどの症状は早期に改善する場合もあります。

フケやかさぶたに対して、誤った対処はしないように気をつけましょう。

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めぐみ

本当は乾燥が原因の炎症なのに、原因を勘違いしてもっと乾燥させてしまうような対策をしたら、逆効果よね。脂漏性皮膚炎や、ほかの疾患もそれは同じ。皮膚炎は適切に対処しないと、悪化してしまうから注意してちょうだいね。原因がわからないなら、早めに皮膚科へ行ってみて。

今回ご紹介した対策は、自宅ですぐにできる簡単なもの。

軽症なら改善させられることもありますが、かさぶたのようなフケが出ている、かさぶたができているという状態は、かなり悪化している場合がほとんど。

なんとかなる、と思ってセルフケアをしながら改善を待っていても、なかなか治らないことも少なくありません。

その場合は自宅でできる対策をしながらも、皮膚科で適切な治療を行いましょう。

Large comment megumi 3

かさぶたを伴うフケには、以下のような疾患が原因として考えられるわ。

  • 脂漏性皮膚炎
  • 皮脂欠乏性皮膚炎
  • 乾癬
  • 頭部白癬
  • 接触性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎

それぞれ違う疾患だから、自分の場合は何が原因になっているのかをわかった上で対策をすることが大切なの。どれが自分のフケやかさぶたの原因なのかわからない時は、迷わず皮膚科に行ってちょうだいね。


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