もくじ

  1. 1 女性でもAGAになるの?
  2. 2 女性の薄毛「FAGA」ってどんなもの?
  3. 3 【原因】なぜ女性でも髪が薄くなってしまうの?
  4. 4 FAGAの治療方法をみてみましょう!
  5. 5 「FAGAかな?」と思ったら早めに対策を!
  6. 全ての目次を見る

頭のてっぺんから薄毛になっていく脱毛症は男性だけのもの。そう思っていませんか?

実は、女性にも女性男性型脱毛症(FAGA:FemaleAGA)という症状があるんです。

最近、つむじや分け目の髪の毛が薄毛になってきた気がする!
そんな女性は、もしかしたらFAGAかもしれません。

FAGAの症状が進んで薄毛が目立ってくる前に、正しい原因と治療法を知る必要があります。

今回は、女性版AGAであるFAGAの原因と治療法はどのようなものかご紹介します。

FAGA(女性男性型脱毛症)は、髪全体が薄くなる症状があり、びまん性脱毛症と呼ばれることもあります。

びまん(瀰漫)とは"広範囲に広がっていく"という意味で、その名の通り頭皮全体から髪の毛が減っていく脱毛症です。

分け目の広がりやトップのボリューム減少などの症状が特徴。

全体的に毛量が少なくなるのでヘアセットでカバーすることが難しく、頭皮が透けて見えてしまうこともあります。

FAGAの原因は以下のようなことが上げられます。

  • 過度のストレス
  • 極端なダイエット、食生活の乱れ
  • 産後の体調不良(産後の抜け毛とは別)
  • 代謝異常
  • ホルモンの変化
  • 貧血 etc...

女性ホルモンの減少については、下記で詳しく述べていきますね。

では、なぜ女性も脱毛症で髪が薄くなってしまうのでしょうか?

通称「AGA」とも呼ばれる男性の脱毛症は、男性ホルモンの増加によってヘアサイクルが乱れることで起こる脱毛症です。

女性も男性ホルモンは分泌されており、女性ホルモンの量が多いうちは女性ホルモンによって抑えられています。

しかし加齢やホルモンバランスの崩れなどから、女性ホルモンの量が減少することで、男性ホルモンが優位となり、女性ホルモンの働きが弱まって抜け毛になってしまうことがFAGAの原因です。

これまで、女性の脱毛症であるFAGAの原因について説明してきました。
では、FAGAの治療法はどんなものがあるのでしょうか?

日本皮膚科学会ガイドラインでは、FAGAの治療方法について以下のようなガイドラインを発表しています。

軽症: 1%ミノキシジルを一年間使用(推奨度A) 育毛剤(推奨度C1)
中等症、重症: 1%ミノキシジルを一年間使用(推奨度A)
ミノキシジルで改善しない: 自毛植毛術(推奨度B) 人工毛植毛術(推奨度D)

日本皮膚科学会ガイドライン

<推奨度の意味>
A:行うよう強く勧められる
B:行うよう勧められる
C1:行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない
C2:根拠がないので勧められない
D:行わないよう勧められる

日本皮膚科学会ガイドライン

推奨されている治療方法を中心に、クリニックなどが独自に行っている、ガイドラインにはない治療方法も紹介します。

女性の脱毛症であるFAGAの治療には、外用薬を使うのが基本なんですよ。

外用薬は、日本皮膚科学会ガイドラインの推奨度も高くなっています。

また、外用薬には、病院などで処方される薬のほか、市販で買える「リアップリジェンヌ」があります。

ガイドラインで推奨度Aに指定されているミノキシジルは、国が発毛効果を認めるリアップシリーズ(大正製薬)の発毛剤に配合されている成分。

ミノキシジルは、成人女性に行った比較試験にて有意な発毛効果が認められた成分です。

女性の脱毛症のFAGAの治療には、内服薬もあります。

内服薬は、ドイツで有効性が検証され、世界で初めて薄毛・抜け毛の効果と安全性が認められた「パントガール」があります。

ただし、日本では認可されていないため医療保険も使えないので自己負担です。

また、&Hairでは、入手は安全性などの観点から個人輸入は推奨していないため、どうしても服用したいという女性は病院で処方されたものを使用してくださいね。

その他に、髪を作るための栄養補助として、マルチビタミンや鉄、銅、亜鉛などが含まれた医療用サプリメントを用いることもあります。

日本皮膚科学会ガイドラインでは、一般的な育毛剤は推奨度C1です。

&Hair編集部としては、国が正式に発毛促進効果や育毛効果を認める医薬部外品の育毛剤に関しては「経済的負担、時間的な制約が大きくない」といったメリットを考慮し、利用することを推奨しています。

そもそも育毛剤は、育毛・発毛促進・抜け毛の防止などを目的として開発された製品のことで、医薬部外品です。

育毛効果や発毛促進効果が国から認められている一方で、人体に対する作用が緩和で刺激が少ないことが特徴。

また、比較的安価でネットなどで手に入れやすく、男性用で1本約6,000円~15,000円ほど。女性用では、2,000円~6,000円ほどの価格帯が主流です。

なお、怪しい表現を標榜していたり、効果に根拠のない商品もあるので、育毛剤選びには十分注意です。

ホルモン補充療法とは、病院でエストロゲンの薬を処方してもらい、更年期障害を改善し、女性特有の抜け毛を防ぐ方法です。

日本ではまだメジャーな方法ではないですが、欧米ではすでに一般的な治療法として認知されています。

更年期にあたる45才から64才の女性のうち、ホルモン補充療法を使っている割合は、30~50%に及ぶと言われています。

ただし、ホルモンを調節する弊害で、性ホルモンに関する重大な影響が身体に起こることも。
ホルモン補充療法を行う場合は、お医者さんとよく相談することが大事です。

女性のFAGAの治療に用いられる毛髪再生医療とは、頭皮と毛包に栄養を与え正常で健康な毛周期をもたらすことを目的とした治療方法のことです。

現在、医療機関で取り扱われている主な毛髪再生治療法は以下の3つがあげられます。

  • グロスファクター療法(グロースファクター療法)
  • HARG®療法
  • 脂肪幹細胞療法

グロスファクター療法(グロースファクター療法)
薄毛の大きな要因となっている“成長因子の不足”に着目した毛髪再生治療法のことです。

成長因子は髪の成長を促す信号を発します。
これを含んだ薬剤を頭皮に注入することで、発毛を促進させます。

医療機関によって薬剤の内容が異なるので、取り扱われている薬剤の評価などを事前にチェックしておくといいでしょう。

HARG®療法
培養中の幹細胞の上澄み液から採取された生体タンパク質を凍結乾燥させたAAPE® powderと呼ばれる特殊な薬剤を用いた毛髪再生治療です。

これは、アレルギーや副作用などのリスクも極めて低いと言われています。

脂肪幹細胞療法
患者自身の体から採取した脂肪由来の幹細胞を培養して、脱毛の気になる部分に注射する毛髪再生治療です。

その他には、

  • 資生堂が行っている「“生える遺伝子に変える”毛髪再生治療」
  • 頭皮ケアサロン「Ritt's」が提案する幹細胞培養液育毛施術

などもあります。

FAGAが進んでしまった場合は、植毛を考えるのも一つの手です。
植毛は、脱毛部分に自身の毛根を移植する方法です。

治療費は施術方法や量によりますが、50万円~200万円ほど。
FAGAが進んだ女性の健康な髪が生えている後頭部や側頭部などから、毛根ごと毛髪を採取して移植します。

植毛には、自毛と人工毛の2種があり、推奨されているのは自毛の方です。

  • 自毛植毛

自毛植毛は、植毛後にしっかりと生着さえすれば、以降は特別なメンテナンスは必要なく、時間が経てば自然な見た目になります。

  • 人工毛植毛

人工毛植毛は、「異物を体に入れる」という理由から、あまりおすすめできません。

2010年に発表された日本皮膚科学会ガイドラインでも、人工毛植毛については、行わないよう勧められています

これまで、FAGAについて原因と治療法をご紹介してきました。

脱毛症は男性にのみおこる薄毛だと思っていたのに、まさか女性の自分がなるなんて!?と落ち込んでしまう方もいるかもしれません。
しかし早期に対応することで、症状の改善が期待できます。

もし、自分がFAGAかどうかわからなかったら、専門の病院やクリニックの受診をおすすめします。


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