
もくじ

女性にとって、髪の毛の悩みは深刻で、時には受け入れづらいこともあります。
「抜け毛が増えた」と気付いても、「気のせい気のせい...」と見ないフリをしている女性も多いのでは?
でもそのまま抜け毛が増え続けると、将来的に薄毛になる可能性だってあるんです。
まずはしっかりと自分の髪の毛と向き合い、髪の毛が抜ける原因を確認してみましょう。
原因が分かれば、そこから抜け毛対策を始めることだってできますよ。
そこで今回は、女性の抜け毛の原因について、考えられるものを解説していきます。

基準が知りたい
髪の毛は日々生え変わっているので、毎日髪が抜けるのは自然なことです。
では抜け毛が多いって、どんな状態を指すのでしょうか?
通常のヘアサイクルにおいて、生え変わりによって抜ける髪の量は、1日50〜100本と言われています。
つまり、これを明らかに超えた本数が抜けている女性は、抜け毛が多いと言えます。
普段の生活では、排水溝の詰まりやブラッシング時、枕につく抜け毛の量などから、多さを見極めることができますよ。
また、本数に限らず突然抜け毛が増えたという女性も、何らかの異変が起こっている可能性があります。

たくさんの原因が考えらえます
女性の抜け毛の原因として考えられるのが、こちらです。
それでは、ひとつずつ確認していきましょう。
ハードなダイエットをしていた、生活リズムがバラバラ、ストレスがかなりある、という女性の抜け毛の原因は、まさにそれかも。
多くの女性にとって、ダイエットや生活リズムの乱れ、ストレスはかなり身近なものだと思います。
しかしこれらは時に栄養不足やホルモンバランスの崩れを引き起こし、抜け毛の原因になるんです。
特に、食生活の乱れや睡眠不足は、女性ホルモンの減少を招いて抜け毛につながります。
また過度の食事制限も、髪を作る栄養が足りなくなって髪の毛が弱くなっていきます。
またタバコや運動不足も、頭皮の血行を悪くするので、頭皮に必要な栄養が行き渡らず、抜け毛の原因になることも...。
これらの生活習慣に思い当たる女性は、ご注意ください。
秋になって急に抜け毛が増えた、という女性の抜け毛の原因は、紫外線かもしれません。
夏の強い紫外線を浴びたことで、頭皮が日焼けで炎症を起こしてダメージを受け、抜け毛につながることがあるんです。
また紫外線は単純な日焼けダメージを与えるだけではなく、頭皮の老化を早めたり乾燥を招いたりして、頭皮環境を悪化させる原因にもなります。
ちなみに紫外線は頭皮などの皮膚だけではなく、髪の毛にも悪影響を与えるので、女性にとって本当に厄介!
紫外線を浴び続けると髪の毛のキューティクルが破損しやすく、パサパサの髪へと変化していくので、髪の毛が自慢の女性は特に注意してくださいね。
紫外線は一年中降り注いでいますが、特に春先から夏にかけてが強くなるので気を抜かないようにしましょう。
毎日同じ髪型できつくまとめている女性の抜け毛の原因には、牽引性脱毛症が考えられます。
牽引性脱毛症とは、同じ髪型や分け目、編み込み型のエクステなど、長期間髪の毛を引っ張ることで起こる脱毛症です。
引っ張られ続けることで頭皮の負担となり、頭皮の血行が悪化し、髪の毛の成長に必要な栄養が届きにくくなって、髪の毛が弱り抜けていきます。
また長期間引っ張られることで、髪を作る細胞がダメージを受け、毛が抜けることもあるんです。
女性が日本髪を結っていた時代には、長年髪を結っていたせいで牽引性脱毛症になり、髪が生えなくなってしまった年配の女性もいたみたいですよ!
かゆみやベタついた大量のフケが出る、頭皮にかさぶたのようなふけがこびりついているという場合は、頭皮の炎症が抜け毛の原因かもしれません。
頭皮の炎症による抜け毛は、皮脂の過剰分泌により、皮脂をエサとする常在菌のマラセチアが異常繁殖することで起こります。
その場合、大量のフケや赤み、かゆみなどの症状が現れることがあります。
これらを引き起こす皮脂の過剰分泌は、頭皮の乾燥やシャンプーの洗浄力不足、生活習慣の乱れなどが原因と言われています。
産後一気に抜け毛が増えた場合は、原因として分娩後脱毛症が考えらえます。
分娩後脱毛症は、妊娠中に赤ちゃんを育てるために多く分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンが、出産後元の分泌量に戻ることで引き起こされます。
エストロゲンには、髪の成長する期間を長くする働きがあるため、妊娠中は髪の毛が抜けづらい状態が続きますが、出産後にはこれが一気に抜けていくんです。
分娩後脱毛症の場合、産後2〜3か月で発症し、半年〜1年ほど続きますが、基本的には時間の経過とともに治っていきます。
兆候もなく突然丸い形のハゲができた場合、原因は円形脱毛症かもしれません。
円形脱毛症は、丸い形のハゲが1つできたり、複数できたり、帯状に髪の毛が抜けたり、頭部全体が抜けたりします。
または髪の毛だけではなく他の体毛まで抜けたりする場合もあり、症状はさまざまです。
爪に針で突いたようなボコボコした跡ができることもあります。
円形脱毛症の原因は、まだ明確には解明されていません。
しかし体を守るはずの免疫が何らかのきっかけで髪を作る細胞を攻撃することで引き起こされる、自己免疫の異常によるものという説が有力です。
以前はストレスが円形脱毛症の原因と考えられていましたが、今は直接的な関連性はないとされています。
ただし、過度のストレスにより自己免疫がおかしくなることで、円形脱毛症を発症する可能性はあると考えられています。
疲れやすい、だるい、むくみ、動悸、息切れ、首の腫れなどが見られる場合、抜け毛の原因は甲状腺の異常かもしれません。
甲状腺は、男性でいう喉ぼとけのすぐ下にあり、全身の新陳代謝や成長の促進に関わる甲状腺ホルモンを分泌しています。
この甲状腺ホルモンには、髪の毛を成長させる働きもあるんです。
そのため甲状腺の異常により、ホルモン分泌量が多かったり少なかったりすると、抜け毛につながります。
甲状腺疾患は、男性よりも女性がかかりやすい病気です。
しかし、疲れやすい、だるい、むくみなどの症状は、女性には珍しくない症状でもありますよね。
ですから、本当は甲状腺の異常によるものでも、産後の疲れや更年期のせいと思い込み、発見が遅れる方も多いようです。
女性の場合は、そういう病気があると知っておくといいですね。
頭頂部や分け目を中心に髪全体が薄くなっている場合、FAGAが原因かもしれません。
FAGAは、女性男性型脱毛症やびまん性脱毛症とも言われ、分け目が広がったり、頭頂部のボリュームが減少していき、頭皮全体から髪が間引かれていくものです。
FAGAが進行すると頭皮が透けて見えてしまい、ヘアセットでカバーすることも難しくなります。
また生え際や側頭部が薄くなる女性もいるようです。
原因として、女性ホルモンの減少によるホルモンバランスの乱れが主な原因と考えられています。
ホルモンバランスは、年齢関係なく過度のストレスや睡眠不足、喫煙、飲酒、食生活の乱れなどにより崩れがちなので、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
年を取るごとに薄毛になってきた場合、原因は加齢が考えられます。
これは、加齢に伴って、FAGAの原因と同じく女性ホルモンの分泌が減少していくことが主な原因です。
女性ホルモンには髪のハリ・ツヤを保ったり、髪の成長する期間を続かせる働きがあり、分泌量が減ることでその働きが弱まり、抜け毛が増えてしまうのです。
女性ホルモンの分泌量は20〜30代がピークで、40代からは減少傾向となります。
女性ホルモンの減少により、男性ホルモンが優位になり、ホルモンバランスの崩れが起こることで、抜け毛が増えてしまいます。

症状により受診先も異なります
円形脱毛症や甲状腺の異常、頭皮の炎症など、抜け毛の原因が病気の可能性がある場合、まず病院で診てもらうことをおすすめします。
円形脱毛症や頭皮の炎症は皮膚科、甲状腺の異常は内分泌科の受診となります。
また、産後の抜け毛は通常半年~1年程度で元の状態に戻ると言われていますが、なかなか治らない場合は、担当の産婦人科のお医者さんに相談するようにしましょう。
抜け毛の原因がいまいち分からない場合も、病院に行くことをおすすめします。
早くに受診して原因が分かれば、薄毛が進行する前に対策や対処を始められますよ。
もちろん、FAGAや加齢による抜け毛も治療できる場合があるので、薄毛治療を行なっている病院で相談してみるのもいいかもしれませんね。

髪の毛を抜けにくくしてくれます
抜け毛対策をしたい女性におすすめなのが、育毛剤の使用です。
育毛剤には、フケやかゆみを抑えて頭皮環境を整えたり、頭皮の血行を促進したり、毛母細胞を活性化したりして、髪を抜けにくくする効果が期待できるんです。
編集部がおすすめする女性用育毛剤は、女性の頭皮や髪の毛の悩みに特化して開発されたベルタ育毛剤です。
アレルギーテスト済みで、頭皮ケア成分をナノ化することで角質層までしっかり成分を浸透させます。
天然由来成分を中心に配合し、女性のデリケートな頭皮に優しく働きかけるのも嬉しいところですね!
また、育毛剤以外の抜け毛対策方法も知りたい!という方は、下記の記事も合わせて参考にしてください。

その上で正しい対処や対策を始めよう!
女性の抜け毛には、さまざまな原因があることが分かりましたね。
抜け毛の原因はひとつに限らず、いくつかがあわさって抜け毛を引き起こしていることも考えられます。
自分の抜け毛の原因を知り、できるだけ早く正しい対処や対策を行いましょう。
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抜け毛の原因を知ることから始めましょう